「ちょっと、これ調べといて」
上司からそう言われた時、あなたはどうしますか?
とりあえずGoogleを開いて、検索上位の記事をいくつか読んで、コピペして報告書を作る。
これ、ギクリとしませんでしたか? 私も以前はそうでした(笑)。
でも、断言します。
このやり方、もう通用しません。
なぜなら、単純な「情報収集」なら、若手やAIの方が圧倒的に速いからです。
じゃあ、私たち40代が生き残るための「リサーチ」とは何なのか?
それは、「情報を集める」ことではなく、「情報を解釈して、人を動かす」ことです。
今日は、プロのマーケターも参考にしているという「リサーチ能力の強化書」を元に、おじさんが身につけるべき「本物の情報スキル」を、私の実体験を交えて解説します。
これは、単なるスキルアップではありません。AI時代を生き抜くための、あなたの「武器」の話です。
リサーチ能力は、単なる情報の収集技術を超越し、意思決定の質を決定づける戦略的資産としてこれからも役に立ちます。
脱「ゴミ情報クリエイター」(初級編)
まず、私たちが陥りがちな罠からお話しします。
それは、ネットの怪しい情報を鵜呑みにして、根拠のない報告書を作ってしまうこと。
報告書にも書かれていましたが、これは「ゴミのような調査(GIGO)」と呼ばれています。
GIGO:不完全・欠陥・誤ったデータが入力されると、出力も必ず不正確になる、という原理
かとたか耳がいたい…
【40代がやるべきこと】
- 「一次情報」にこだわる:個人のブログやSNSの意見ではなく、官公庁のデータ、企業の公式発表、研究論文など「大元のデータ」にあたる癖をつけましょう。これが説得力の源泉です。
- 「誰が言っているか」を疑う:その情報の発信者は、ポジショントークをしていないか? 情報は古くないか? 常に「疑いの目」を持つことです。
★おすすめのトレーニング:
「マーケティングトレース」。身近な企業の戦略を、事実に基づいてレポートにまとめる訓練です。私もやっていますが、これ、すごく思考の整理になります。
「仮説」がないと、永遠に終わらない(中級編)
ある程度リサーチに慣れてきた人が陥るのが、「情報の大海原で溺れる」こと。
「あれもこれも知りたい」と調べているうちに、時間だけが過ぎていくパターンです。
ここで必要なのが、「仮説思考」です。
【40代がやるべきこと】
- 先に「答え」を決める:調べる前に、「たぶんこういう結論になるだろう」という仮説を立てます。
- 証拠を探しに行く:その仮説が正しいかどうかを確かめるためだけに、情報収集を行います。
これだけで、リサーチのスピードは劇的に上がります。
「とりあえず調べる」のではなく、「仮説を検証するために調べる」。この意識改革が、できるビジネスマンへの第一歩です。
AIを「優秀な部下」として使い倒す(上級・応用編)
ここが一番重要です。2024年以降、私たちのリサーチは劇的に変わりました。
そう、「生成AI(ChatGPTやGemini)」の登場です。
報告書には、AIは「思考と構造化の支援者」だと書かれています。
つまり、面倒な「情報収集」や「要約」はAIに任せて、人間はもっと高度な「解釈」や「意思決定」に集中しよう、ということです。
【40代がやるべきAI活用術】
- 壁打ち相手にする:「〇〇業界の市場動向を調べたいんだけど、どんな視点が必要かな?」とAI(GeminiやChatGPT)に相談して、リサーチの切り口を提案してもらう。
- 資料の要約:読むのが面倒な長文のPDFや論文をAIに読ませて、「要点だけ3行でまとめて」と指示する。
- 反対意見を出させる:自分の作った報告書をAIに見せて、「これにツッコミを入れて」と依頼する。論理の弱点を補強できます。
AIは敵ではありません。私たちの仕事を楽にしてくれる、最強のパートナーなんです。
まとめ:リサーチ力は「知的な体力」である
いかがでしたでしょうか。
リサーチ能力とは、単に「知っている」ことではありません。
自ら問いを立て、信頼できる情報を集め、自分の頭で考え抜き、そして人を動かす結論を導き出す。
この一連のプロセスは、まさにビジネスマンとしての「知的な体力」そのものです。
AIが進化すればするほど、「調べる作業」の価値は下がります。
その代わりに、「何を知るべきか(問いを立てる力)」と、「得られた情報から何を判断するか(意思決定力)」の価値が、これまで以上に高まっていくでしょう。
40代の私たちには、これまでの経験という武器があります。
そこに最新のAI技術と、正しいリサーチ手法を組み合わせれば、まだまだ若手には負けません。
今日から、「ググって終わり」の習慣を卒業し、「考えて動かす」リサーチを始めてみませんか?
それが、あなたの最強の生存戦略になるはず。









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