はじめに:たかがドライヤーに、その金額を払う価値はあるのか?
「ドライヤーなんて、髪が乾けばなんでもいい」 そう思っていた時期が、私にもありました。
ホームセンターで買った3,000円のドライヤー。
風が出て、熱くなって、髪が乾く。
機能としてはそれで十分です。 しかし、39歳を迎え、鏡を見るたびに思うのです。
「髪のパサつきが、疲れに見える」 「寝癖を直す朝の5分が、惜しい」
今回レビューするのは、パナソニックの最新フラッグシップモデル「ヘアドライヤー ナノケア EH-NA0K」です。
実勢価格は3万円ちょい(※価格は変動します)。
正直、家電量販店で値札を見たときは「高すぎるだろ!」とツッコミを入れました。ファンヒーターより高いんですから。
かとたかケーズデンキの店員さんに色々聞きその場で即決してしまいました。



しかし、結論から言います。
これは「ドライヤー」ではありません。「髪のエステ機器」であり、朝の時間を買う「時短ツール」です。
今回は、この高額投資が本当に回収できるのか、実際に1ヶ月毎日使い倒した私が、メリット・デメリット、そして世間の口コミまで包み隠さずレビューします。
第1章:EH-NA0K の基本スペックと「進化」のポイント
まずは、この機種がただのドライヤーと何が違うのか、簡単なスペックと外観を見ていきましょう。
1. デザイン:洗練された「チャコールブラック」



箱を開けた瞬間、その質感に驚きました。
プラスチック特有のテカテカした安っぽさが一切ありません。
マットでしっとりとした手触り。「チャコールブラック」という名前の通り、高級感あふれる感じで、洗面所に置いてもインテリアを邪魔しません。
サイズも店頭で旧来のナノケアシリーズに比べてみましたが圧倒的にコンパクト。
ノズル部分が短くなっており、収納にも困りません。
2. 最大の武器「高浸透ナノイー&ミネラル」
パナソニックといえば「ナノイー」ですが、このモデルに搭載されているのは「高浸透ナノイー」です。
従来のナノイーに比べて、水分の発生量がなんと18倍。
髪の表面だけでなく、内側まで水分を浸透させるとのこと。
「またまた、そんなメーカーの謳い文句…」と最初は半信半疑でしたが、この機能こそが後述する「髪質の変化」の正体でした。
3. 新兵器「ナイトキャップノズル」
今回のモデルの目玉とも言える付属品。




今回から新しく付属になったノズルになります。
取り付けることで風を絞り、就寝前に使うことで翌朝の髪のまとまりを良くするという代物です。
これについては後ほど詳しく検証します。
第2章:【ファーストインプレッション】初めて使った日の衝撃
スイッチを入れた瞬間、違いを感じました。
1. 風が「柔らかい」のに「強い」
3,000円のドライヤーの風が「暴風」だとしたら、ナノケアの風は「強風だけど整流された風」です。
風量は凄まじいのに、バサバサと髪が暴れまわる感じがしません。
頭皮にダイレクトに風が届く感覚。これが最新のモーターの実力でしょうか。




前のドライヤーだと頭皮が熱くなります焼けるイメージでした…
2. 温度管理が賢すぎる
「温冷リズムモード」を使ってみました。
温風と冷風が自動で切り替わる機能です。 これが気持ちいい。
ずっと温風を当て続けると頭皮が熱くなりますが、これは適度に冷やしてくれるので、汗だくにならずに乾かせます。
夏場のドライヤー地獄から解放される予感がしました。




私は主にこの温風と冷風が入れ替わるモードを使っています。
3. 仕上がりが「濡れている?」と錯覚する
乾かし終わった髪を触って、変な声が出ました。
「えっ、まだ乾いてない?」 違うんです。
乾いているのに、内側がひんやりとして重みがある。
これが「水分を含んだ状態」なのかと、初めて理解しました。
これまでのドライヤーは、髪を「乾燥」させていましたが、これは髪を「乾かして」います。似て非なるものです。




妻も使っているのですがキューティクルがかなり違います。
第3章:【1ヶ月使用レビュー】30日間で髪と生活はどう変わったか?
初日の感動はプラシーボ効果(思い込み)かもしれません。
重要なのは「継続してどうなるか」です。
1ヶ月間、毎日使い続けたリアルな変化を記録しました。
1週間後:朝のセット時間が「半分」になった
これまでは、朝起きると爆発した寝癖を直すために、一度水で濡らして、またドライヤーで乾かして…という作業をしていました。




これが地味に忙しい朝の時間にめんどくさい。
使い始めて1週間経った頃、ふと気づきました。
「あれ? 手櫛だけで直るぞ?」
髪の水分バランスが整ったせいか、寝癖がつきにくく、ついても頑固じゃなくなりました。
朝の貴重な5分〜10分が浮いた。
これだけで、数ヶ月で元が取れる計算です。
2週間後:頭皮の痒みが消えた
私は乾燥肌で、冬場は頭皮が乾燥して痒くなることがありました。
EH-NA0Kには「スカルプモード(約60℃の地肌に優しい温度)」があります。
これを仕上げに使うようにしてから、頭皮の乾燥が明らかに改善しました。
髪だけでなく、頭皮ケアまでできるのは、アラフォー世代には嬉しい誤算です。




女性の店員さんは毎日このスカルプモードを髪にも顔にも当てていました。
3週間後:美容師に「トリートメント変えました?」と聞かれた
これは妻の話ですが、妻がここ最近で一番嬉しかった出来事です。
行きつけの美容室でカット中に、「なんか髪質変わりましたね。高いシャンプー使ってます?」と聞かれました。
シャンプーは変えていません。
変えたのはドライヤーだけです。 プロが触って分かるレベルの変化。
「高浸透ナノイー」が、キューティクルを引き締めている証拠でしょう。
1ヶ月後:もう、ビジネスホテルのドライヤーには戻れない
妻との東京旅行でホテルに泊まり、備え付けの普通のドライヤーを使いました。
翌朝、髪がパサパサで広がり、絶望しました。 頭皮もカサカサ…
「良い道具」の怖さは、一度使うとレベルを下げられなくなることです。
EH-NA0Kは、完全に私の生活必需品(インフラ)になっていました。
第4章:メリット・デメリットを徹底解剖
褒めてばかりでは嘘くさいので、気になった点も含めてメリット・デメリットを整理します。
【メリット(神ポイント)】
- 圧倒的な「速乾性」
- 風量1.6㎥/分(旧モデル比)は伊達じゃない。
- ロングヘアの家族も「乾くのが5分早くなった」と喜んでいます。
- 子供がドライヤーを嫌がる時間が減るのも大きなメリット。
- 「スキンモード」で顔の保湿ができる
- お風呂上がり、顔に1分間「スキンモード」の風を当てるだけで、肌の水分量が保たれます。
- ドライヤーついでに美顔器としても使える。一石二鳥です。
- ナイトキャップノズルの効果
- 最初は「付け替えるのが面倒」と思っていましたが、これをつけて仕上げると、本当に翌朝の髪の収まりが違います。特に梅雨時期や乾燥する冬場には最強の武器になります。
- コンパクトで腕が疲れない
- 重心バランスが良いのか、見た目以上に軽く感じます。
- 長時間持っていても腕がプルプルしません。




右肘を痛めている私はありがたい機能。
【デメリット(微妙ポイント)】
- 価格が高い(最大の壁)
- やはり3万円ちょいは高い。勇気がいります。
- 「失敗したらどうしよう」という恐怖感と戦う必要があります。
- ACアダプターなどの電源コード周り
- 高機能ゆえか、コードがしっかりしすぎていて少々太い。
- コンセント周りが少しごちゃつきます。
- 高音の動作音
- 風量が強い分、「キーン」という高めのモーター音がします。
- 私は気になりませんが、テレビの音は聞こえにくくなります。
- 静音性を最重視する人には向かないかもしれません。
- 傷んだ髪が「治る」わけではない
- あくまで「補修・保護」であり、すでに死んでしまった枝毛が元通りになるわけではありません。
- 過度な期待は禁物です。
価格が高くてなかなか踏み出せないというかた向けにレンティオでは1ヶ月1800円からレンタルすることもできるので1ヶ月試してみるのもありです!

第5章:他の人の口コミ・評判はどう?
私一人の意見では偏りがあるので、ネット上の主要なレビューを収集・分析しました。
良い口コミ(肯定派)




抜け毛が減った気がします。




「ブリーチを繰り返した髪でも、指通りがトゥルトゥルになった。魔法かと思った。」




「妻へのプレゼントで購入。最初は『高い』と怒られたが、使った翌日から上機嫌。家庭円満の投資としては安い。」




「妻へのプレゼントで購入。最初は『高い』と怒られたが、使った翌日から上機嫌。家庭円満の投資としては安い。」




「猫っ毛で絡まりやすかったが、これを使ってからサラサラになった。」




「ナイトキャップノズルのおかげか、アホ毛が目立たなくなった。」
悪い口コミ(否定派)




前回設定した温冷風交互になっておらずつけるたびに温風のみになるので毎回スイッチ押して切り替えるのがめんどくさい…




「確かに良いけど、前のモデルとの劇的な違いまでは分からないかも。」




「ボタンの位置が、握った時にたまに当たってモードが変わってしまうことがある。」




「マットな黒は綺麗だけど、化粧品がついた手で触ると汚れが目立つかも。」
分析: 性能に対する不満はほとんど見当たりませんでした。不満の多くは「価格」や「旧モデルとの差」、そして「汚れやすさ」などの細かい点に集中しています。これは逆に言えば、性能面ではほぼ完成されていると言えるでしょう。
第6章:【比較】ダイソンとどっちが良い? 旧モデルは?
よく比較される対象についても触れておきます。
vs ダイソン (Dyson Supersonic)
- ダイソンの強み: 圧倒的な大風量。デザインの未来感。とにかく「速く乾かす」ことに関しては最強。
- ナノケアの強み: 日本人の髪質に合わせた「保湿」と「まとまり」。
- 結論: とにかく1秒でも早く乾かしたいならダイソン。髪のパサつきを抑え、しっとり仕上げたいならナノケア一択です。
vs 旧モデル(EH-NA9Mなど)
- すでに高浸透ナノイー搭載のモデル(EH-NA9Mなど)を持っているなら、無理に買い替える必要はないかもしれません。
- しかし、5年以上前のナノケアや、普通のイオンドライヤーを使っているなら、世界が変わるレベルの進化を体感できます。
こちらは旧モデルになります。新しいナイトキャップノズルがいらないのであればこれでも良いかも↓
第7章:【使い方のコツ】4万円の元を取るための「黄金ルーティン」
最後に、私が実践している「最も効果が出る使い方」を伝授します。
適当に乾かすだけではもったいないです。
- タオルドライをしっかりする
- 基本中の基本です。ゴシゴシ拭かず、優しく水分を吸い取ります。
- 「風量・強」+「温風」で根元を乾かす(8割ドライ)
- まずは頭皮に風を当て、根元を乾かします。
- 「温冷リズムモード」に切り替える(仕上げ)
- 全体が乾いてきたら、このモードにします。温風でクセを伸ばし、冷風で固定する。これでツヤが出ます。
- 毛先には「毛先集中ケアモード」or「ナイトキャップノズル」
- パサつきやすい毛先には、弱風でじっくりナノイーを浴びせます。ここで手抜きをしないのがコツです。
- 最後に「スキンモード」で顔と頭皮を保湿
- 1分間のご褒美タイムです。
さいごに:このドライヤーは「未来の自分」へのプレゼントだ
正直、ドライヤーに3万円ちょいは高いです。 しかし、考えてみてください。
- 美容室のトリートメント(1回5,000円)を毎月通うと、年間6万円。
- 高いヘアオイル(3,000円)を買い続けるコスト。
- 毎朝のスタイリングにかかる時間とストレス。
EH-NA0Kは、これらを解決し、毎日自宅で美容室帰りのような髪を作ってくれます。
365日使うものだと考えれば、1日あたりのコストは約100円。
缶コーヒー1本我慢するだけで、髪がツヤツヤになり、朝の時間が生まれ、自己肯定感が上がる。
そう考えれば、これほどコスパの良い「自己投資」はないのではないでしょうか。
もしあなたが、「最近髪に元気がない」「朝の支度を楽にしたい」と思っているなら。 あるいは、奥様やパートナーへの「絶対に外さないプレゼント」を探しているなら。
この「パナソニック ナノケア EH-NA0K」は、間違いなく期待以上の仕事をしてくれます。
マットで美しいこの相棒を迎えて、あなたのバスタイムと朝の風景を変えてみませんか?
私は変えました。そして、もう戻れません。
※本記事は個人の感想であり、効果には個人差があります。価格は執筆時点のものです。











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